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料理の模倣 思考の訓練 文鳥のモフ

パターン

 最近は時間を作って、毎日音楽の勉強をしています。勉強していると、音楽のジャンルによって使う楽器やリズムパターンなどが決まっていて、料理と一緒だなーと感じる事があります。

 民族音楽ではバグパイプカリンバなどが合います。ポップスなどではギター、ベース、キーボードなどが合います。料理も一緒で、日本料理に合う調味料、素材があり、中華料理に合う調味料があり、ベトナム料理、タイ料理など、それぞれの料理のパターンなどがある程度決まっています。

 映像の世界でもあるんだそうです。「泣かせる演出」というのは、法則が決まっており、その世界の人から言わせると「その法則さえ理解していれば、泣かせるのは簡単」だそうです。つまり、パターンがあるんですね。

 脚本の世界では「起・承・転・結」があり、笑いの世界では「ボケ・ツッコミ」があり、政治の世界では「選挙・当選・謝罪」などのいろいろなパターンがあります。ビギナーは、まずそのパターンの構築から入ります。いきなり応用を考えるのは、知識や経験がないのでムリがあります。

 いままで述べてきたパターンは、単なる「型」です。なので、ビギナーはオーソドックスすぎておもしろくないと感じ、違う型を試そうとするんですが、やっぱり気持ちの悪いモノに仕上がってしまいます。「違う型」は、基本の「型」を熟知していてこそ、考えられる方向性です。

 なのでボクは今、音楽の基本を頑張って勉強しています。