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礼服の選び方

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 もうすぐ知人の結婚式があるので、礼服を買いに行ってきました。礼服の選び方について、いろんな方から言われる事があります。

 「安い礼服を着て式場などで並ぶと、黒の色合いが薄くかっこ悪い。ある程度、値段が高めの礼服の方が、黒がしっかり見えてかっこいいので、安めのを買うよりは値段がするのを買った方がいい」

 ボクも実際に洋服の◯◯に行って、高価な礼服と安い礼服の黒さを見比べましたが、かすかに違うくらいでよく分かりませんでした。たくさんの人と並べば分かるんでしょうが、そこまでして見栄を張る必要はない気がします。そこでボクは、自分なりの礼服の選び方を考えてみました。

 「偽物の中に本物を入れる事で『偽物』だと分かりにくくする」

 ボクはこの方法で「礼服の選び方」を考えたいと思います。この方法は、あの有名なディズニー・ランドでも見る事が出来ます。↑の写真は、ディズニー・シーのミラコスタホテルの窓です。ふと見た感じは本物に見えます。もちろん窓自体は本物ですが、左右に付いているグリーンの扉は偽物です。実際に見に行って確認して欲しいのですが、左右の扉はペンキで塗っているだけ。

 ウォルトディズニーは経費削減のため、扉をペンキで塗ったのです。これ、ほとんどの人は気付きません。じっくり見ても、チャッチさが全く感じられない。建築を東宝などの、造形が得意な連中だから出来る技なのかも知れません。

 さて、礼服の選び方です。「偽物」「本物」を「安物」「高価」という風に分けます。ボクは礼服は「安物」で充分だと思います。その理由は、選んでて楽しくないからです。そしてその他の「シャツ」「ネクタイ」「ベルト」「腕時計」などの中で、自分が好きな物に「高価」を当てはめる。高価を当てはめるポイントは、「選んでて楽しいもの」です。

 結果、礼服(外側)は安物(偽物)です。その他のアイテム(内側)は高価(本物)です。

 全てを高価(本物)にしてしまう人は、経費削減と考えて偽物(安物)を入れてみてはいかが?