chiji's world peace radio

料理の模倣 思考の訓練 文鳥のモフ

料理と情報化社会

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 久しぶりに牛肉をワインで煮込みました。とてもおいしいと感じたとともに、懐かしい味でした。

 これはボクがまだ料理を全くしなかった時に、知り合いのNさんが作ってくれた料理です。同性で同い年なのにサッと作るのがかっこよかったのを覚えています。ボクが料理にハマった原点かも知れません。

 作り方は実にシンプルです。牛肉に塩こしょうして軽く焼きます。まずワインを入れて弱火でぐつぐつ煮込みます。仕上げにウスターソースを少し入れて出来上がりです。きのこ類と一緒に煮込んでもおいしいと思います。これがワインとよく合うんですよねぇ〜

 サッと作る友人を見て、それを真似して自分で作ったのを覚えています。ウスターソースを入れすぎて辛すぎたり、中火のまま煮込んでしまいカラカラになったり。失敗ばかりしていましたw

 料理は楽しくなければなかなか続けられませんよね。ひとり暮らしで、とりあえずお腹いっぱいになればいいと思っている人は、時間かけて料理なんかしないだろうし、家庭を持っていて料理好きじゃないけど、仕方なく料理をつくらないといけないという環境の人は、頭使って工夫なんか考えないだろうし。

 そう考えたら料理が好きって人は、毎日料理をするだろうし、いろいろ工夫して楽しむことが出来る。ということは、料理が好き=料理の腕がどんどん上達するってことなんですね。

 ただ料理が好きなだけでは、料理を続けられる理由としては弱すぎます。「作った料理を食べてもらう」これが情報化社会になる前までの「料理を続けられる理由」でした。そして情報化社会(ネット社会)になった現在「ネットの人達と共有しあう」ことが、新たに「料理を続けられる理由」として確立されたと思います。

 つまり、料理をしたり工夫を考える原動力は、今までは「作った料理を食べてもらう」ことでしたが、今のネット社会では「ネットで知り合った人と『作った料理』を共有し合う」ことの方が優先されているのだと感じました。

 それはボク達に、幸せを感じさせてくれる良い事だと思います。