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料理の模倣 思考の訓練 文鳥のモフ

発想の仕組み

 この前ある記事にて、ホマレ姉さんに「君のその発想はどこからくるの?」とコメントを頂きました。

 その時はよく分からなかったので、曖昧に答えてしまいましたが、せっかくなのでよく考えてみました。

 世の中めったに、オリジナルな考えや発想なんかは出てこないです。なにもない所からアイデアは出ない。なのでボクはよく仕組みや考え方などを、他から持ってきて考えたりします。

 例えば、AとBは種類は違うけど、仕組みや考え方が同じだとします。そして新しくCの分野を考える時に、CにAの仕組みを取り入れたらどうなるか。CにBの考え方、発想を取り入れたらどうなるか、を考えます。

 具体的に言うと、A:本屋 B:ドワンゴとする。本屋は最近、ある本に関係した雑貨をそばに置く、という販売方法を取り入れています。カレー本の近くに、カレー皿やスプーンを置くなど。ドワンゴはご存知「ニコニコ動画」の会社です。放送中にコメントが画面に流れる事によって、他の視聴者と放送を共有できる。番組への反響のレスポンスが高い。

 「ある本に関係した雑貨をそばに置く」という本屋の発想は、配信動画でも似たようなのがありますよね。ネコ動画を見ると、下の方に他のネコ動画、もしくは動物動画が出てくる。「他の視聴者と放送を共有できる」というのは、たまに本屋は作者を呼んでイベントを開催したりしています。その作者が好きな人ならイベントに行く。そうするとファン同士で「好き」というのを共有できる。リアルに会って共有できるという事です。この本屋の発想と、ネット放送の共有しているという価値観をCにつなげてみます。

 という感じで、実にならなくてもいいので考える種にはなると思います。

 「これとこれ、仕組み似てるよな」と感じるだけでもおもしろいですよ。