chiji's world peace radio

料理の模倣 思考の訓練 文鳥のモフ

野菜フライサンド

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 昔、魚屋さんで働いてた頃、練り物コーナーに必ず陳列されていたコレ!

 「野菜フライ」

 練り製品は日が持つのですが、結構廃棄とか出てたんですよね。他の練り製品の廃棄も目立つんですが、この野菜フライもかなりの確率で廃棄していた記憶がある。

 そんなにおいしくないのか?と思った当時のボクは、こっそりと廃棄になった野菜フライを食べてみた。

 温めていないままだけど、結構いける。サクッとキャベツの感触と、白身魚のすり身が、案外満足感あっていい印象だった。

 野菜フライが2枚入ってて150円(くらいだったかな?)

 最近、久しぶりに練り物の陳列棚を眺めていたら、野菜フライを見かけた。「余って廃棄処分」というイメージだったこの商品を使って、なにか作ってみようと思った。

 

『野菜フライサンド』

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 安易なアイデアだけど、これが一番うまい気がする。適当な野菜と一緒にはさんであげれば出来るサンドウィッチ。今回ウスターソースがなかったのが誤算だった。おばあちゃんはそんなのは使わないんだと・・・(おばあちゃん家にて)

 これからもいろんな練り製品を救済すべく、練り製品を使ったレシピを考えてみるのもおもしろいかも。

 

おばあちゃん家へ

なんだかおばあちゃん家へ行きたくなった。f:id:chijisicho:20150806161806j:plain

 一泊のんびりと暮らす。

 近くのニトリスキレットを見に行ったけど、売ってなかった・・・。後でビールさんの記事を見返すと「商品の在庫確認をして、在庫のある店舗に電話で取り置きをしてもらう」って書いてあった(;´∀`)

 

 

www.homarecipe.com

 

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 姉さんのレシピを作ろうと思い、食材を揃えにスーパーへ!おばあちゃんに「赤玉ねぎ」と言うと「赤玉ねぎ?紫のこと?」と言われた。地方で呼び方違うのかな?

 トマトにグレープフルーツ、きゅうりに赤玉ねぎ。グレープフルーツが酸っぱかった!これでボクの血液もさらさらに〜♪

 

 

trick-spec.hatenablog.com

『オレのサバサンド』

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 トルコの名物。朝起きてサバを焼いてる時には「朝からサバかぁ」と少し憂鬱な気分でしたが、食べてみると・・・うんまいっ!!!

 

 とてもうまいっ!!

 

 これは朝からいけますっ!!写真ではパンでサンドされてませんが、しっかりとパンではさんで食べましたよー。

 

 もちろんビールにも合います!!!(笑)

葛藤

『日記』

 毎日書き続けて1年と半年くらいになるかな?よく続いてるなと自分でも思う。

 今更辞めるのも中途半端だし、もう日記を書くのが習慣みたいになってるからいいんですけどね。

 記録を付けるのって辛いんだけど、後で見返す楽しみがあるからやめられない。嫌な事があって、それを日記に書こうか悩むんだけど(気分的に書きたくなかったりする)、1年経てば「ああ、そんな事もあったあった」程度の些細な事に変化するので、その場は頑張って書く。

 書いてなにか得られるのかと言えば、なにも得られてない気がするんだけど、精神面は鍛えられてる気がする。

 嫌な事も包み隠さず書くことで、現実と向き合えるわけで。ボクってすぐに現実逃避してしまうのよね・・・

 5年後、10年後の自分は日記を見返した時になにを思うのかな?

 

 

『悩み』

 どうやらボクには夢がないようです。

 「喫茶店をする」自分はどれほど本気で言ってたのか分からなくなりました。自分にとっての理想っていうのがあって、今思い返せば、いつでもその理想に振り回されていたような気がします。

 「こうなればカッコいい」とか「こうなれば素敵」と、理想が現実になればその熱が一気に冷めていく。真剣に向き合えなくなる。

 今現在、喫茶店でバイトをしているのですが、自分で喫茶店をもちたいという熱が薄れていく。またこの感じ。

 このままじゃらちがあかないので、少し考えてみる(考えながら書く)

 

 それならいっそ、「夢をもつ」とか「理想を語る」ことはやめて、今でもずっと好きな物(事)を信じて、貫いてみせる。→何が好き?ずっと続いてるものは?→「文鳥」「ピアノ(最近サボり気味だが)」「ブログ(これも定期的にサボり気味だが)」「日記」「料理」「酒」「コーヒー」「音楽鑑賞」「読書」「旅」くらいかな。

 →じゃあ、その中で仕事に結びつけてもいいモノは?→「料理」かなぁ。

 もしくは、仕事は別で考える(好きなモノを仕事にしない)→それでも良いとは思ってる。

 

 いろいろ考えてたら整理がつきそうです。

 昔から夢を持つことにあこがれを持っていたようです。好きな事を仕事にしている人達を見て、そんなのに勝手にあこがれを持っていた。でもボクには夢がない。夢がないから夢を持つことに憧れる、簡単な構図ですよね。

 

 少し書いたら気が楽になりました。なんとなく答えが見つかりそうです。

空白の時間

ブログ更新をサボってどれくらいの時が経ったのかな?

ぼくがサボってた間に、はてな村料理部では「納豆料理祭」なる祭りが開かれていたそう。ボクも誘われていたんだけど、引っ越しやら転職やらで忙しくて、ブログの確認を怠っていました(;´∀`)

1月の末には京都へ行きました。「平安神宮」「今宮神社」「哲学の道」etc これはブログにも書きましたね。

4月には大阪の北の方へ、お引っ越し〜。正直のところ「田舎より都会に住みたいよね('Θ' )」という個人的理想を貫いて、都会に引っ越してきた結果、今現在、田舎が恋しいですww

引っ越しなんてたくさんのお金がかかるから、すぐには戻れない。理想って「こうなれば幸せだろうなぁo(´∇`*o)」と考えてしまうことなのですが、現実化しても幸せになれる事なんかない、と、今回の引っ越しで痛感しました。

前の家はだんじり小屋が近くにあって、その時期になると練習などでうるさくて、やだやだと思ってましたが、「住めば都」という言葉があるように、なんだかんだと言いながら住みやすかったんだと思います。

話は変わりますが、8月のお盆休みに「岡山」へ旅行する事になりました(`・ω・´)ノ またブログで報告します!一泊二日の岡山のんびり旅。楽しみだなぁ。

月と蟹

 道尾秀介さんの「月と蟹」を読みました。

月と蟹

月と蟹

 

  小学4年くらいの子が、どんなことを思ったり、感じたりしているのかを疑似体験することが出来る、良い小説だと思いました。

 「子供って意外と大人がついたウソとかを見抜いてるよね」とよく言われてますが、一体どんな感じで子供は気付いたりしてるのか?

 この小説に出てくる慎一という少年は、ある日、母が他の男性といる所をみてしまう。慎一にはそれがいけない事だとかは分からなかったが、なにも言わない母に対して疑心感を抱くようになる。それがやがて嫌悪感に変わり、最後には相手の男性に対して悪意を抱くようになる。

 母の立場としては、父親が早くに亡くなっているので、悪い事をしている感覚はないんだけども、子供から見ると、こういうふうに映るのかと思い、おもしろかった。

 

 子供がトラウマを感じたり、青年期まで記憶に残ったりする事も描かれていた。

 慎一が幼稚園の頃、クレヨンで家族の絵を描くシーンがあった。クレヨン箱を開けると、白がない。母のエプロンは白を使いたかったので、友達のクレヨンを拝借し、それで描いた。慎一はそのまま箱にしまった。メーカーが違うのですぐにバレて、母に怒られた。その時、母に言われた事が今でも覚えている。

「そんなことをして描いてもらっても、嬉しくない」

 ―嬉しくない―

 

 子供を叱る時って難しいですよね。まぁボクには子供いませんが。人からモノを取った事を叱るのは優先的に行いますが、それと合わせて「盗んでまでしてもらっても、わたしはうれしくありません」と言う人もいると思います。

 子供からしてみれば、母の喜ぶ姿を想像して「盗む」ことをするわけですが、それを全て否定される。もちろん子供は「盗む」ことは悪い事、やってはいけないことっていうのは分かってるんですよね。なので盗んだ事を叱られるのは反省するし、心に傷も残らない。

 でも「母の事を想ってしたこと」を否定されると、子供はどう感じるのか。親としては、それを素直に喜べないと思うけど、「盗んだ事」と「母を想ってしたこと」を分けてあげたほうがいいですね。「人のものを盗んだりしてはいけません!でも、この絵を描いてくれて、ありがとうね。嬉しいわ」

 そうすると今度は「悪い事をしないで、母を喜ばせよう!」と考えると思います。なんか教育講座みたいになってしまいましたね(;´∀`)

 それだけ、読んでいて子供に関して考える事が多かったのです。

 

 道尾秀介さんの作品は、子供目線で描いている作品が多いので、子供ってどんな事考えてるんだろう?と思ってる方におススメです。

疑似スピードラーニング

 ボクは毎朝ラジオを聞いているのですが、その中でECC外語学院のCMがあります。

 

 「ニューヨークで朝食バイキング〜♪」

 「どこかなぁ?」

 「あ、Excuse me. Where  is the Viking(バイキング)?」(海賊はどこ?)

 (ブー音)

 正しくは「Where can I have a Viking(バイ)」

 使える英語、ECC外語学院

 

 というのがある。

 作業しながらでも、このCMは覚えていて、バイキングの場所を尋ねたいときには「Where can I have a Viking」と空で言える。ラジオを聞いてるだけなのに、これ1つだけど英語がしゃべれるようになっている。

 これと同じようなのが、どっかであったなぁと考えていたら「スピードラーニング」という、聞き流すだけで英語が喋れるようになるというアレを思い出した。

 英語のトークが流れた後に、日本語で訳が流れる。それを聞いているだけで、英語がしゃべれるようになるという英会話教材だ。

 ボクはこれを、ラジオで体験した。なので、スピードラーニングって多分だけど、効果はあると思う。実際、ボクが外語学院のCMを聞くのは、朝の1、2回のみ。発音もしっかりしてるし、その通りに言えばいいだけ。

 1日で聞く回数はすくないけれど、それを毎日繰り返してるうちに英語がしゃべれるようになるんだよ。でもこれって当り前のことか。

 ピアノも毎日練習してれば、徐々に上手くなってくる。料理も毎日やってれば、美味しいものが作れるようになる。

 日本にいると、英語の勉強や、しゃべったりするのを毎日出来ない。だから毎日できること(聞くだけ)を提供してくれるのがスピードラーニングってわけだ。

 なんでも、毎日やってれば上達するのよね、というお話でした。

『滅するべきして生まれた生物』

 短編小説を書いてみました。興味のある方だけどうぞ。

 

⁂⁂⁂


 

『滅するべきして生まれた生物』

 

 体長9mの世界最大の動物「ゴームス」が、突如うなり声をあげた。

 大木のような太い脚に、象のような長い鼻。その鼻は上下に裂け、ワニに似た細かい歯がびっしりと並んでいる。ゴームスの身体は、中に水でも溜まっているかのように、ぷっくりと膨れていた。

 ゴームスが発見されたのは50年前だと言われている。その巨大な身体でなぜ今まで発見されなかったのかの議論が、その時代の流行りだった。生物学的に見て生存するのは難しいと言われていたゴームスだったが、周辺の自治体や「ゴームスを救おう」というTVのチャリティ番組などの協力により、今まで生き長らえてきた。

 発見当初の新聞にこう書かれている。

きょだいな生物がアフールの地を覆った。その生物は微動だにせず、しかし危険な存在である。視察に行った4名がその生物によって亡くなっている。最近になって巨大生物を救おうという運動があるが、当局では、その生物に関する問題の是非について取り上げていきたい。 

 生物学者はこう語る。

 「ゴームスが草食動物なら、なにも問題はなかっただろう。問題は彼が巨大が故に動けなく、それでいて肉食だということだ。草食動物は肉食動物には近づかない。ゴームスは動けないため、獲物が近づいてくれるのを待つんだ」

 

 飼育員がエサを与えるのは、朝と夕方の2回だけだ。基本あまり動かないため、食が進まない日もある。エサは、鶏肉をミンチにして与える。象のような長い口には鋭い歯が並んであるが、見せかけだけなのか噛み切る力はなく、骨付き肉を与えた時は、一度は口に入れるが結局は食べなかった。

 まみは写真や映像でしか見たことのなかった、その巨大生物を眺めていた。ゴームスの周りをぐるりと歩いてみる。おしりからは筆のような尻尾がだらりと伸びていた。馬の艶っとした尻尾とは違い、とてもがさがさしていた。太い脚には、いつ付いたのか不明な傷が刻まれていた。それが傷なのか自重で沈んだ皮膚なのかは分からない。黄土色に変色した皮膚が、長くこの地に佇んでいるんだと思わせる。つぶらな目元はとても可愛らしく、とても肉食とは思えないほど。しかしその一点だけを見つめながら全体を視界に納めると、その巨大さに恐れを感じてしまう。

 ゴームスの寝顔を眺めているまみのもとへ、飼育員が話しかけてきた。その飼育員が言うには、こんな時間に眠るのは珍しいということと、なにか様子がおかしいということ。まみがゴームスの様子を見ていても、何もおかしなところは見当たらないが、長く飼育してる人には分かるのか。まみが質問すると、飼育員も分からないという。ゴームスはゆっくりと瞳を開き、空を見上げた。

 それはうなり声というべきか、轟音に似た鳴き声があたりに鳴り響いた!荒々しく甲高い声で泣き叫ぶ。それと共に地響きが起こる。地響きの原因はゴームスの脚踏みで、前足と後ろ足それぞれを交互に動かしていた。人々は後ずさり、囲んでいた柵はぶっ壊れた。ゴームスの肌からぶくぶくと蕁麻疹のようなものが現れる。それはやがて大きくなりぶちぶちと音を立てて壊れていく。水銀のような質感を持った泡が、ゴームスの皮膚から溢れ出る。空間を裂くような轟音が高い音から低い音へと変化し、身体全体に気泡が浮かび上がる、と同時に絶対的な存在感を持つゴームスの身体が一気に収縮していく。まみの耳元では未だに轟音が鳴り響いていた。


 

 久しぶりに小説のようなものを書いてみた。昔は不思議動物を、かも存在しているかのように描写するのが好きだった。いないんだけど、どこかにいそうな的な。

 過去に「一本豚」という小説を書いた気がしたけど、どこか行っちゃった・・・。